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2009年 05月 02日

蜉蝣峠/劇団新感線

c0057602_22413142.jpg確かに新感線です。新感線なんですが、ただ、「いのうえ歌舞伎・壊<Punk>」と銘打たれたようにかなりいつもの路線とは違います。

なんてったって、今をときめく「クドカン」こと宮藤官九郎氏脚本。
実を言うとホリエはクドカンの脚本が苦手なんです(笑)
どちらかというと理で詰めていく芝居を好む傾向があるホリエには、クドカン脚本特有の「空気で」とか「なんとなく」とかいう雰囲気な芝居は難解。だってあれ、役者が上手いかどうかわかりにくいじゃん。
そういう意味では中島かずき氏の脚本は描写が細かいのであろうわかりやすさが、演出されたものを観てもよくわかって安心。演技者は求められるものが大きくて大変なんだろうけど。

そんなこんなでおっかなびっくりで開演したんですが、これやっぱ演出の段階でかなりいのうえさんが噛み砕いたんちゃうの?的なわかりやすさがそこここに。
映像を多用した進行は恐らく脚本家の意向によるものが大きいんやろうけど、それを使いつついつもの「新感線路線」にちゃんと持っていってるあたり、演出家の能力を垣間見せられます。
逆に「こんなんが新感線っぽい」という、もうなんだかオマージュに近いもんを狙ってるのがアリアリの面白さもあったりして脚本家の能力も垣間見えるし。
もっと言えば、明らかに「新感線ファン」な人間目線の進行もあったりして、そのへんはいかにもクドカンで面白い。

ま、クドカンの脚本ってバカでシュールな表現方法をとりつつその実厄介なほど切ない、なんてのが常道やと思うんやけど、そこを「いのうえ歌舞伎」がちょいちょいっとアレンジ入れると「わかりやすくてちゃんと切ない」ものになるんやなというのがよくわかりました。
グッときたもん。

演技者陣は主役をこのところ主役魂に目覚めたかのような三面六臂な活躍を見せる古田新太を座長に、準レギュラーな感じもある梶原膳、堤真一なんてとこも含め勝地涼、木村了なんて「今をときめく」系の若手もありで面白い顔ぶれ。
でもね、その中でも高岡早紀がよかった。映画だけじゃなくて舞台でもあれだけの力量を持った女優さんはなかなかいないんじゃなかろうか?

ま、ホリエ的には橋本じゅん氏含む劇団員3人でのPerfumeネタはフツーに楽しかったです。橋本氏、夏は「ピーターパン」でのフック船長が待っているので楽しみです。ピッタリやん(笑)

by radi-spa.horie | 2009-05-02 23:19 | 映画&舞台他


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