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2013年 01月 18日

琉球紀行・1日目

飛行機からエスプレッソについてのしつこい講釈をたれたあと音沙汰がなくなってたので(笑)「沖縄に行ってたんちゃうの?」と言われ、あわててアップ。

そう、2008年の年末に入琉して以来、グスクにはまっちゃったホリエが再度沖縄訪問です。
前回のように観光メインではなく、あくまでも昼間は「グスク巡り」メイン、空いた夜は「バー巡り」がメイン、という案配。

琉球紀行・1日目_c0057602_13383183.jpgさて到着したのがお昼を過ぎていたので、レンタカーを借りたらすぐさま昼メシへ。
糸満の「よね食堂」さんで「名物・よねそば」をいただきました。
カツオメイン+豚骨のダシにたっぷりの麺、三枚肉、ソーキが2枚。すごい物量。
じゅーしぃも、と思ったのを我慢してよかった。結構な満足感。
いや〜、ここ美味いなぁ。

Shop Data:
TEL 098-850-4029
沖縄県豊見城市座安337
10:00~20:00
無休 駐車場あり


琉球紀行・1日目_c0057602_1356873.jpgお腹も満たされて落ち着いたところで、グスク巡り第1弾は「南山城址」。
現在では「南山神社」と呼称されて(ご丁寧に鳥居まで)いますが、れっきとしたグスクです。
メインの野面積み(不定形の石を加工せずに組み合わせた石積みの方法)の城壁に不似合いな鳥居付近の真新しい布積み(定型に切り出した石で積まれた、内地の城によく見られる石積み)の門も含め、第一次大戦前からの日本化政策でなんでもかんでも国家神道に組み込まれようとした名残が見えます。
ここ、なにがびっくりってすぐそばの小学校の敷地に含まれてるんですわ。
というより元々グスクがあった敷地が小学校になってる感じ?
鳥居をくぐるとホンマに静かで、ちょっと離れた校舎から小さく子供の声が聞こえるほど。
最後の南山王と言われる他魯毎(たるみぃ・これがまた出自については色々謎がある人で…、そのハナシはまた今度・笑)もこの静かな雰囲気を楽しんだのかとしばし思いを巡らしておりました。
琉球紀行・1日目_c0057602_13565165.jpgさて、珍しいものを見るような小学生の視線を感じながら次なる「糸数城址」へ移動。
石垣が見事だというのは聞いていましたが、こりゃすごい。
復旧作業がいいお仕事をされているようで、元々あった部分と復元された部分の違いが若輩者にはわかりませんでした。すごいスケール感。布積みと野面積みの両方が巧く組み合わされてて、素晴らしいです。
特にフェーヌアザナ(櫓門の南側へ延びる城壁兼見晴し台)へ登ってみてその城壁の曲線美がよくわかりました。

が、

そらもう落ちたらただでは済まない高さ(笑)
まだ整備が終了していないのが幸いして登ることができましたが、降りるのがコワいコワい。
グスク西側ではまだ発掘作業が進行中だったので、このまま順調に整備が進んじゃったら次来る時にはもう入れへんようになってるのかなぁ。
琉球紀行・1日目_c0057602_1357183.jpgものすごく後ろ髪を(ないけど・笑)引かれながら次へ。

玉城城址。

真偽はともかく、創世神・アマミキヨが作ったと言われるに足る風格。
特に自然石をそのままくり抜いて作られている城門の下はすり減り、上は風化し、そら神代の頃からあったと思われてもしゃあないね。
その城門の内側から海を臨むとニライカナイである久高島が見えるあたりも、神の子孫が住んだ城の雰囲気たっぷり。グスクというより全体が御嶽な感じ。
いいなぁ、ここも(笑)

なんて言うてるとFacebookのメッセージでうれしい知らせが。
夜にお楽しみが増えた!
琉球紀行・1日目_c0057602_1357667.jpgそれはともかく、南部で気になってたグスクは廻れたので、最後に斎場御嶽(せいふぁーうたき)へお伺いしてから帰ることに。
色々書けないこともありましたが、三庫理(さんぐーい)奥の拝所から久高島を拝んで無事に終了。
やはりここはちょっと「しんどい」です。
琉球紀行・1日目_c0057602_13571383.jpg早めに本日の宿・ダイワロイネットホテル那覇国際通りへチェックイン。
早い時間に国際通りをフラフラしてそのまま牧志の第一公設市場へ。
1階で食材を見つくろって2階へ。
夜行貝は刺身とバター炒め半々で、海老は塩焼き、でっかい蟹はボイルとチリソース炒めで、とそらもういつものように腹一杯。
Tシャツに上着を引っ掛けただけで全然いける気温の夜を楽しみながら、本日の最終地点へ移動。
琉球紀行・1日目_c0057602_13572056.jpg以前に知ってからずっと行きたかった久茂地のバー「Foxhole」さんへ。

ジントニックからダイキリ、キールロワイアルでちょっと口を湿らせてからのアイラ島シングル・モルト、ブラックアダーをトゥワイスアップで。
久しぶりのオーセンティックバーだったのもあったんですが、酒がすすんだのは待ち人があったから(笑)
愛読書「琉球怪談」の著者・小原猛さんとお会いすることになってたんです。
ひょんなことでFacebookでつながり、昼間に玉城散策をしている間に「今夜飲みませんか」とありがたくもお声をかけていただきまして。
そもそも人間嫌いなホリエの一番苦手なシチュエーション。
全く面識のない人と会うなんて、前回沖縄に行った時では考えられないことでした。
いや〜、オトナになったなぁ(笑)
まぁ、そうは言うても若干の気後れがなかったわけでもなく。
ドキドキしながらお待ちしているホリエのもとへ来られた小原さんは果たして、ものすごく温厚な落ち着いた感じの方でした。
自分の周りにはわかってもらえる人のいないディープなハナシを聞いていただいて、貴重なおハナシも聞かせていただいて、非常に幸せなひとときでした。
小原さん、入琉の際にはよろしくお願いいたします。

あ、「Foxhole」のマスターは大阪出身のなかなか気さくな方でした。
お店の雰囲気も落ち着いてて、居心地のいい場所です。
季節のオリジナルカクテルもオススメ。

Shop Data:
TEL 098-963-8630
沖縄県那覇市久茂地2-20-12
19:00~翌2:00
月曜定休 駐車場なし


さて、明日は北中部を攻めます。
早よ寝なね。

by radi-spa.horie | 2013-01-18 13:28 | 紀行


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