2006年 05月 31日
今までに何度も観たにも関わらず、今の年齢になってようやく本当のオモシロさに気付いた作品。 もちろん映画の題名になってる「Singin' In The Rain」なんかのミュージカルナンバーのシーンはものすごくて「リハ何回やねん」みたいな驚きはあるけど、それだけじゃなくて役者に色気があるというか、小さな端役の俳優までプライドを持って仕事してる感じ。 いい意味でも悪い意味でもすぐにプロになれた時代やろうし、浮き沈みもそれだけ激しかっただろうだけに、ホンマに俳優をやりたい人があつまってガッツイて仕事してたんやろうな。 主役・監督のジーン・ケリーを始めドナルド・オコナーやデビー・レイノルズ達のダンスは今の時代のミュージカル俳優ではマネのできない次元で昇華され、それがダンスやタップであるだけにとどまらず演技として成立してるすごさ。 ホリエ自身はミュージカル映画がどっちか言うと苦手であんまり見ないけれど、1953年製作のこの作品がなんで今まで「名作」として残ってるかはわかるような気がする。 しかし、キャリー・フィッシャーもお母さんのデビー・レイノルズのコケティッシュさをちょこっとでも受け継いでたら「スター・ウォーズ」ももうちょっと花があったかもしれないのにねぇ。 余談になるけど、ホリエが買ったDVDは廉価版だったせいか製品としてはかなりオソマツなモンでした。英語字幕はなし、名場面でチャプターを切ってない(あの雨の中でジーン・ケリーが唄い踊るシーンでもなしやで)、ケース裏面のライナー・ノーツは間違いだらけ(デビー・レイノルズの役名"Cathy"を「ケーシー」なんて日本語での読み方以前の問題やし)、権利関係の問題かジャケットのデザインは何かの使い回しっぽい、メニュー画面はダサい。作品としてサイコーやのに製品としてはサイテー。コンテンツ制作者にあまりに失礼なこんな作りになるんなら安くしてくれなくてもいいや。怒るで、ホンマ。
by radi-spa.horie
| 2006-05-31 14:49
| 映画&舞台他
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