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2006年 12月 26日

本日の晩餐

本日の晩餐_c0057602_21441149.jpg
さてさて、「彩の庄」さんの名物「えらい豪華な晩飯」。御品書きだけでも腹がふくれてきそうな勢いのラインナップです。食前酒はヤマブドウ。素朴な甘みで胃を刺激。あ〜、腹へってきたなぁ。
本日の晩餐_c0057602_2148588.jpgまずは「笹身湯引き プッチーニソース」と「春待月菜 チーズムース」。プッチーニ(ミニカボチャ)の甘みとほのかな酸味で淡白なササミがなんともしっかりした遁肴に。でもそれ以上にヒットだったのはチーズムース。これは素晴らしい。チーズのムースなのにチーズケーキになってない。チーズの甘みを感じさせつつバルサミコソースの濃厚さでちゃんと酒肴。とろ〜っとしゅわ〜っと溶けていくムースにバルサミコの香りが絡み付く。地酒「寒吹雪」がすすむ。
本日の晩餐_c0057602_21574319.jpg造りは貝柱、鱒、馬刺、馬の心臓。なかなかにクセものの組み合わせなのにねっとりした中にくさみを感じさせず食べさせるのは処理のうまさ。特に鱒は前に宿泊した時も出てきたけど、濃くてあっさりな味わいは相変わらず。
本日の晩餐_c0057602_22519100.jpg山伏茸の含め煮もただ煮てあるだけじゃなくて、いったん冷まして含めたのがよくわかる味の入りよう。一緒に炊かれたセロリや人参もしっかり味が通ってねぇ。上品な炊きおかずにしっかりと行者にんにくが主張して上品なだけじゃない味に。山女魚の塩焼きもワタまで苦みを感じずにさっぱりといただける。ぜ〜んぜんくさくないんやもん。川魚はあんまり好んで食べないホリエもワタまでしっかり食べました。
本日の晩餐_c0057602_22131857.jpgさあいよいよお楽しみの「肉味くらべ」。豊後牛、桜肉、阿蘇の六白豚の三種。なんてゼータクな三種。それを野菜とともに豆乳鍋で。鶏ダシでしっかりと味の付けられた豆乳のつゆでさっと炊いて次々と頬張ったらそんなもんアナタ、「比べ」られるわけないやんかいさ。全部美味いって。ダシももっと飲みたい気持ちをグッと抑え(前回メいっぱい飲んだら腹一杯で後のモンが食べづらかった)次を待つ。
本日の晩餐_c0057602_22214917.jpgいやいやいや、ナベの後にまだこんなゴージャスが残っているのがここのコワいところ。平皿にはコンソメで聖護院大根をこっくりと炊き込んでカブとアンキモと水前寺海苔を乗せ、和風だしのコンソメを添えた一品。熊本で「聖護院大根」ってのもこれまたなかなかオツなもんで淡白な水前寺海苔とグッと濃ゆいアンキモが華を添える。ガラスの涼しげな器はさっと湯引きしてギリシャ産のクルミで作ったクルミ酢をたっぷりかけ、恐ろしく大きな粒のウニをどかっと乗せた「牡蠣」。酸っぱいだけの和え物じゃなくてクルミの香ばしさが牡蠣の甘みを引き出してるぅ。もおあかん、もお食えん。
本日の晩餐_c0057602_22303210.jpgそう思ってたのも一瞬、石鍋で運ばれてきたいい〜匂いの物体。鴨吸でした。それも養殖の「合鴨」と銘打たれただけのアヒルじゃなしにホンマの鴨。これまたええダシ。ささがきゴボウの土の香りがフワッと来てパンッパンの腹にするする収まる。不思議やねぇ。
本日の晩餐_c0057602_22341115.jpg締めは締めとてちりめんご飯とこれまた名物・和洋野菜の漬け物盛り合わせ。別腹や。しゃあない。食えるもん。唯一の救いはおかわりができないことか。
本日の晩餐_c0057602_22371034.jpg別腹本番(笑)は「サツマイモのプリン」。プリンというには儚い、ブラマンジェに近いフルフル感。甘さ控えめで和食のデザートにはもってこい。はあ〜っ、ごちそうさんでした。
さてさて、部屋に戻って風呂にしよう。

by radi-spa.horie | 2006-12-26 20:42 | 紀行


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