2006年 12月 28日
昨日までは「御品書き」が席に置いてあったんやけど、ない。いくら探してもない。いや〜、さすがに料理長ギブアップ?失踪?今日は晩飯ぬき? なんてことがあるはずもなく、ここの料理長はすごかった。今日も全然目先の違うラインナップ。 梅酒の食前酒から始まり、糸ウニがスルスルッと泳ぐ山芋の吸い物、ホロホロっと崩れて口の中で甘〜く広がる村雨豆腐、ナマコの入ったなますと続く。 ダメです。今日は焼酎下さい。呑めと言わんばかりのメニュー。しかもそれぞれお祝いムードの盛りつけ。これってもしかしてお正月泊まってる人が食べれる正月用メニューなんちゃうの?それもホリエだけ他の人とメニューが違うと見えていつになく出てくるインターバルもゆっくりめ。 造りもなにげにお祝いな盛りつけ。鯵、ホッキ貝、炙りトロ。鯵もホッキもうまかったけど、炙ったトロは口に入れた途端形がなくなった。どこ行った?!味と脂だけが残るだけ。うまいねぇ〜。もうなんか見た目に美味そうやもん。 まだまだお祝いムードは続く。次は「利休饅頭のフカヒレ餡」と「アワビの磯辺焼き」。フグ皮や銀杏を包んだ餅に胡麻をまぶしてカラッと揚げたところにフカヒレをふんだんに使った銀餡をたっぷり。香ばしい饅頭に対してダシのしっかり効いた薄味の和風餡。いいコントラスト。アワビはでっかい切り身をスライスしてさっぱりとした醤油味でシンプルに。素材がいいだけに余計な小細工はいらんな。 いつもならここで「お鍋のご用意をさせてください」と声がかかるんやけど、今日は卓上コンロが置いてない。一体…、と思ってたら「次はステーキになりますので」と声がかかった。キャー、なんてウツクシイ響き。焼き具合を指定して(もちろんレア)待つことしばし。豊後牛のステーキが石板に乗っておこしになりました。 おお〜っ、この照り。脂の匂い。甘めの醤油ダレで味付けされたウシさんはかなりなサシの入り方にも関わらずスルスルと胃袋に収まる。なぁんでかな〜。 ホンマにねぇ、おかしいでここ。さっきのステーキで終わりかと思ったらまだこんなのが出てくる。間違い?って思うほどやわ。「牡蠣のオランデーズソース焼き」、「スモークサーモンのカマンベールチーズ巻き」、「ナマコの塩焼き」。クリーミーなソースに牡蠣の身が絡まってトロトロ。冬らしい味でホクホク。ナマコは珍しい塩焼き。あんまりないでしょ?シンプルな料理の割に、あの独特の生臭さが全くない。見た目は思いっきりナマコ丸出しやけど、味は優しい。それにもましてよかったのは口直しにチョコッとだけ添えられてた「編笠柚子」。いわゆる柚子皮の蜜煮なんやけどベタベタに甘くなくて、口をさっぱりさせてくれる。 今度こそホンマにおしまい。今日のご飯は高菜めしで。汁碗は粕汁。いいねぇ。これまた冬らしい。鱒でしっかりダシをとっていいコク。甘めの味噌味もイヤらしくない。なによりビックリしたのは漬け物。この3日間、一体何種類の漬けもん作ってるの?ってほどのバリエーション。感動しました。 最終夜のデザートは彩の庄さん名物(?)の「焼きフルーツ」。グレープフルーツ、イチゴ、リンゴ、バナナを石版で焼き、バターを効かせてグレープフルーツのソースを。それぞれがトロトロになっててうまいんだこれが。以前よりバターを少なめにしてはるようで、その方がフルーツのうまみが直接わかっていい感じでした。ごちそうさまでした。 食事処から出てくるとうっすらと雪が。ああ、冷え込むねんな〜。明日の朝の移動、大丈夫かいな。 さ、ひとっ風呂浴びて今日は早めに寝るかな。
by radi-spa.horie
| 2006-12-28 20:55
| 紀行
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