2009年 02月 08日
なぜ、今アニメーションで世界的に認められたはずの押井守監督が「舞台」を演出するというリスクを冒すに至ったのか。 だってそうじゃないの。 不慣れな演出作業で自分の思い通りにならないものができあがってしまったら、今までのキャリアに小さいとはいえ傷がついてしまう。 チケットが取れてからなんでなんや、なんでなんや、と考えてみましたが、今日観てみてその意味がわかりました。 自分を全く違うフィールドで表現したかった。 ただそれだけなんですね、監督。 いつ頃からだろう。舞台を演出する機会に遭遇したら、宝塚風にしたいと思っていた。 あの独特のレビューである。いずれにしても「変な舞台」にしたい。――押井守(談) アニメーション作品のあの感じにこだわらず、自分のしたかったことをしたかった。 それだけなんですね。 これまでのキャリアなんてどうでもいいってことね。 次に何をしたいかが重要ってことね。 年齢考えたらすごいことやわ。宮崎駿監督もそうやけど。 ご本人のお言葉通り「レビュー」的な風変わりな舞台でした。 そこにあるもの、目に見えるものをその時々によっていく通りにも見せるやり口。 でね、楽しみにしていたナルシーこと池田成志氏の過剰に(笑)レビュー的な演技よりも、久しぶりに見たダイアモンドユカイよりも、やたら歌のうまいサンプラザ中野くんよりも、大好きな南果歩の衝撃的な半ズボン(!)よりも、 舞台高ギリギリのでっかい「鉄人」が立ち上がるのは本気で涙ぐむよ。 鳥肌立ったもんね。
by radi-spa.horie
| 2009-02-08 23:27
| 映画&舞台他
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
以前の記事
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||