2010年 04月 13日
最近は「ドキュメントタッチ」の作品が多くて、それもそのほとんどがドキュメント風であることに「逃げた」予算削減映画であることが多い。 つい最近もそういうメに会ったので実は警戒してましてん。 だって、あの肩すかしを食ったような間の抜けた感覚はちょっとツラいもんね。 でも、これはそうじゃなかったです。 監督はニール・ブロムカンプ。 誰?(笑) 知らんかったんも無理はない。南アフリカ出身のCMディレクター。 それを「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの監督、ピーター・ジャクソンがプロデュースしたそうな。 キャストも知らん人ばっかりやなぁ、インデペンデント系に出てる俳優さん? とか思ってたら南アフリカで活躍中の人らばっかし。 まずそこが前半の「ドキュメント風」な部分のリアリティーを煽ってる感じ。 ああ、そうかそのためのキャスティングか。 と思ってたら事態は思わぬ方向へ。 舞台は東京でもワシントンでもロンドンでもパリでもなく南アフリカのヨハネスブルグ。 起こりえる範囲でのフィクションを含んだ物語は、どんどん「しっかりした」SFになっていく。 何気に出てくるガジェットは凝ったデザインでかっこええし、主にエイリアンの造形だけに使われてるのかと思われたCGIは物語が進むにつれ前面に。 でも物語の芯は「他民族との衝突」や「弱者につけ込む強者」のハナシであり、主人公が生理的にいけ好かないヤツ(笑)やのに感情移入しやすいのはその辺にあるのかも。 映像表現は結構直接的なので「痛い」のが苦手な人はちょっとしんどいかもしれんけど、おもろいっすよ。
by radi-spa.horie
| 2010-04-13 22:07
| 映画&舞台他
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