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2012年 05月 03日

Black & White/ブラック&ホワイト

Black & White/ブラック&ホワイト_c0057602_0473235.jpgマックG監督が言う通り「イーサン・ハント VS ジェームス・ボンド」なドタバタが隅から隅まで繰り広げられる、この監督ならではのスタイリッシュな映像の連続です。
いかにもアメリカンなクリス・パインといかにもブリティッシュなトム・ハーディが同じ画面に登場するだけでも「ニヤ」っとしてしまいますが(笑)その二人が二人ともCIAのエージェントってんだから笑かす。
「ジェームス・ボンド」にはサム・ワーシントンもウワサされてたみたいやけど、この場合トム・ハーディで(意味合い的にも)正解やったと思う。
セリフやライフスタイルをビミョーにシャッフルしたりしてなかなかにオフザケが入ってますが、その辺はマックG、「チャーリーズ・エンジェル」で培った路線は外しません。
どのシーンを観てもCMかPVのようなスタイリッシュさ。

スタイリッシュも度を過ぎるとあざとさだけが前に出てきて軽薄に思えたりするモンですが、ちょこちょこ「いい」シーンやお色気を挟んできてちゃんと「バランス」を取ってきます。
このオッサンホンマにバランス感覚一発やな(笑)
セリフが陳腐でも映像のスタイリッシュさで観せたりとか、スタンダードな映像をわざと使ってみせたりとか、自分のやってることに自信がないとなかなかあそこまではねぇ。

音楽は最近の「ペント・ハウス」や「ハングオーバー」シリーズで人気のクリストフ・ベック。「バーレスク」のスコアもそうだっけ?「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」でのアクションなスコアっぽいモノも盛り込みつつ、スティーブ・マーティンの「ピンクパンサー」でのコミカルなスコアっぽいモノもちゃんと効かせてスコア的にも「バランス」がとれた佳作です。
そこにBEASTIE BOYSの"Sabotage"がひょっこり顔を出す。
CM/PV出身の監督ならではのセンス。やりよんなぁ。

で、リース・ウィザースプーンってあの二人が取り合うほど?(笑)

by radi-spa.horie | 2012-05-03 00:48 | 映画&舞台他


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