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2012年 10月 23日

駒形どぜう・浅草本店

駒形どぜう・浅草本店_c0057602_17574096.jpgどじょうって言うとあんまり関西で食べないじゃないの。なんか江戸の文化って感じよね。
でも実家の仕事が川魚を扱ってたもんだから、ホリエは意外に好きでね。
東京へ行ったら足を運んでみたいと思ってたお店のひとつがここ。
不安なぐらいこじんまりとした店構えののれんをくぐるとびっくりするぐらい広い店内。
いわゆる「入れ込み座敷」に通されて注文をするとほどなく運ばれてくる浅い鍋。
駒形どぜう・浅草本店_c0057602_17581234.jpgもうなんだか何につけ気の短い江戸っ子のためにすぐ煮えるように浅くされたという鍋にはぎっしりと並べられたどじょうが。
酒を飲ませた上でみそ汁で長時間煮込まれてるんだとか。
もう骨も気にならない柔らかさで、川魚特有のえぐみもない。
割下で煮込まれたどじょうに薬味のネギをたっぷり乗せ、江戸っ子らしく七色をちょいとふりかけ口に運ぶとふわぁ〜っと広がる優しい味。
「三社祭のお酒」と名付けられた純米酒(あれ、オリジナルなんかなぁ?)をクイッといくと広がる杉樽の風味。
トッピングのささがきもさっと火を通して一緒に。
また酒を。
駒形どぜう・浅草本店_c0057602_17581454.jpg隠れた名物らしい「玉ねぎの甘酢」(これ1個の半分がくし切りで出てきたのはびっくりしたなぁ・笑)で口の中を整え、またどじょうをひとくち。
背中を丸め、時折窓の外をうかがいつつ煮詰まる鍋に割下を足していると「ああ、江戸時代もこんな風情だったのかねぇ」なんて思えますねぇ。
ほぼ三合分あるお酒がものの30分少々ですっかりなくなっちゃいました。
関西にはない文化よねぇ。ああいうの。ご飯でも酒の肴でもないってヤツ。
いいっすなぁ。
駒形どぜう・浅草本店_c0057602_17575513.jpg最後にはあらかじめ頼んであった卵で残りをとじて、白ご飯をいただいてちゃんとシメさせていただきました。
割下の甘辛が染みた卵を白ご飯経由でかっこむと、そりゃもう幸せで幸せで(笑)

今度お邪魔した時はもうひとつの名物「くじら料理」もいただきたいと思います。


Shop Data:
TEL 03-3842-4001
東京都台東区駒形1-7-12
11:00~21:00
年中無休(大晦日と元日は休業) 駐車場なし


"LIGHT MY FIRE " by 青木カレン

by radi-spa.horie | 2012-10-23 14:02 | 食べ物&嗜好品


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